名古屋地区の住宅ローンの金利動向 平成23年10月

平成23年10月4日現在の、名古屋地区の住宅ローンの金利動向です。


まずは変動金利型。

ゼロ金利政策の継続により今月もおおむね据置きで、
中央三井信託銀行の0.775%や名古屋銀行の0.85%をはじめ、
1.0%前後の低水準で推移しています。

が、これまで変動金利の利下げで出遅れていた銀行で、
0.2%(りそな、三菱東京UFJ、愛知)、
0.325%(中京)の利下げが行われました。


次に固定金利・固定金利期間選択型。

据置きもしくは0.05%と微減の銀行が多く、
先月同様10年固定で1.4%~となっています。

その中で特筆すべきはりそな銀行、三菱東京UFJ銀行で、
0.5%から1.0%の思い切った利下げが行われ、
りそなの10年固定が1.6%(前月2.05%)、
三菱東京UFJの25年固定が2.45%(同2.98%)、
30年固定が2.62%(3.11%)となりました。

特に、三菱東京UFJの10年固定は
1.5%(同2.55%)とメガバンクでは最低水準で、
固定期間終了後の引下げ幅も1.4%とかなり低水準になっています。
この力の入れようは、フラット35Sの1.0%優遇打切りに
合わせたキャンペーンかもしれません。

また、この2行ほどの利下げではありませんが、
中央三井信託銀行、住友信託銀行も0.3%の利下げで、
両行とも10年固定(当初引下げタイプ)で1.45%、
さらに固定期間終了後の引下げ幅が1.2%となりました。


そしてフラット35。

5ヶ月連続の利下げとなっており、20年以内タイプでは
ついに1.9%を切って歴代2位の低利になりました。
最安値は下記の通り(カッコ内は対前月)。

 ・20年以内  1.89%(▲0.06%)
 ・20年以上  2.18%(▲0.08%)
 ・フラット50 2.87%(▲0.09%)


なお、上記の金利は金利プラン優遇後の数字であり
借入れ条件や借りる方の属性によって上下します。