平成24年9月4日現在の、名古屋地区の住宅ローンの金利動向です。
まずは変動金利タイプから。
変動金利については全く動きが無く、
先月に続き据置きで、三井住友信託の0.775%を筆頭に
1.0%前後で推移しています。
変動金利に影響を与える日銀のゼロ金利政策が、
インフレターゲット(目標)1.0%のもと、
物価上昇率が1.0%になるまで継続される見込みなので、
変動金利も当面現在の水準で推移すると思われます。
次に、固定金利タイプと固定金利期間選択タイプ。
先月は、日本の10年もの国債の利回りが0.7%台まで低下したため、
10年固定で1.25%、フラット35で歴代最低金利を更新しました。
が、8月に入り、国債利回りは0.85%程度まで上昇、
その後再び0.8%台前半まで戻し、結果として
7年以上の期間選択タイプと長期固定金利タイプで、
先月までの利下げから反転、0.1%前後の利上げとなりました。
先月、1.25%と記録的な低金利となった三菱UFJ信託の10年固定は、
1か月で1.35%に上がり他行と並びましたが、
10年以上の長期固定金利タイプを持っていない
地銀・信金では大きな動きはありませんでした。
最後に、フラット35。
先月まで20年以内・20年超タイプともに
歴代最低金利を更新しましたが、今月は5ヶ月ぶりの利上げで、
最安値は下記の通り(カッコ内は対前月)となっています。
・20年以内 1.62%(+0.06%)
・20年超 1.89%(+0.05%)
・フラット50 2.78%(+0.08%)
ご覧のとおり、0.05~0.08%程度の利上げとなりましたが、
20年超タイプで1.89%と2%を切り、未だに低水準を維持しています。
なお、上記の金利は金利プラン優遇後の数字です。
借入れ条件や借りる方の属性や交渉次第で、
さらに優遇幅を大きくすることもできます。