名古屋地区の住宅ローンの金利動向 平成25年1月

平成2524日現在の、名古屋地区の住宅ローンの金利動向です。

 

 

まずは変動金利タイプから。

 

変動金利については、日銀のゼロ金利政策が

継続されているため全く動きが無く、先月に続き据置きです。

三井住友信託の0.775%を筆頭に

1.0%前後の低水準で推移しています。

 

ゼロ金利政策は、インフレターゲット(目標)が2.0%と上方修正され、

物価上昇率が2.0%になるまで継続される見込みなので、

変動金利も当面現在の水準で推移すると思われます。

 

 

次に、固定金利タイプ固定金利期間選択タイプ

 

長期金利に影響を与える10年モノ国債の利回りは、

0.8%を越えたあと、一旦0.72%程度まで下げ、

0.75%程度に戻しています。(現在は0.805%)。

 

このような動きの中、おおよその傾向としては

10年以内の期間選択タイプでは0.05%程度の利下げ

10年以上の固定金利タイプでは0.05%程度の利上げ

をしている金融機関が多いようです。

 

その結果、10年固定の表向きの優遇金利は

1.351.55程度がボリュームゾーンとなっています。

 

とは言え、先月から据え置きの銀行も少なくなく、

特に三井住友信託銀行10年固定で1.15%~を維持、

表向きの優遇金利では他を引き離しています。

 

また、住信SBIネット銀行は、やはり10年固定で利下げを行い、

1.18となっています。事務手数料は2.1%かかりますが、

8大疾病付の団体信用生命保険と保証料が無料ですので、

なかなか魅力的な金利設定となっています。

 

 

最後に、フラット35

 

先月は、史上最低金利から一転、大幅な利上げでしたが、

今月の最安値は下記の通り(カッコ内は対前月)で、

20年超タイプは+0.02%と僅かな利上げ

逆に20年以内タイプでは▲0.01%と僅かな利下げとなっています。

 

 ・20年以内  1.65%(▲0.01%)

 ・20年超    2.01%(+0.02%)

 ・フラット50  2.77%(▲0.02%)

 

 

今月は、動きはあったものの“微動”といった程度で、

全体としてはおおむね横ばいといってよさそう。

 

今後の長期固定金利の動向は、

アベノミクスの動向と、マーケットの評価次第でしょう。

 

 

なお、上記の金利は金利プラン優遇後の数字です。

借入れ条件や借りる方の属性や交渉次第で、

さらに優遇幅を大きくすることもできます。