名古屋地区の住宅ローンの金利動向 平成25年3月

平成2534日現在の、名古屋地区の住宅ローンの金利動向です。

 

 

まずは変動金利タイプから。

 

変動金利については、日銀のゼロ金利政策が

継続されているため全く動きが無く、先月に続き据置きです。

三井住友信託の0.775%を筆頭に

1.0%前後の低水準で推移しています。

 

ゼロ金利政策は、インフレターゲット(目標)2.0%により、

物価上昇率が2.0%になるまで継続される見込みなので、

変動金利も当面現在の水準で推移すると思われます。

 

 

次に、固定金利タイプ固定金利期間選択タイプ

 

長期金利に影響を与える10年モノ国債の利回りは、

年初に0.83%まで上昇したものの、その後上下動を繰り返しながら

2月末時点で0.66%程度と、10年ぶりの低水準に下がっています。、

 

このような国債の動きがあるものの、

大幅な利下げがあるワケでもなく、全体としては様子見のよう。

 

10年固定の表向きの優遇金利は、先月同様

1.351.55程度がボリュームゾーンで、

特筆すべきことも特になく、微動となっています。

 

 

最後に、フラット35

 

固定金利期間選択タイプと同様、大幅な動きはありませんでしたが、

2ヶ月連続で利上げの20年超タイプが▲0.02%の利下げで、

下記の通り2ヶ月ぶりに2.00%を切りました。(カッコ内は対前月)

 

 ・20年以内  1.64%(▲0.01%)

 ・20年超    1.99%(▲0.02%)

 ・フラット50  2.77%( - )

 

 

今月も、先月に続きおおむね“横ばい”の結果。

 

円安・株高が進行すれば、国債から株式に資金が回るため、

債権安=利上げになりますが、イタリアの総選挙結果が

欧州経済の不安要因となるなど、日本の国債が買われています。

 

319日に任期を迎える日銀の総裁人事がスムーズに決まれば、

この流れはしばらく続くかもしれませんが、

アベノミクスの行方次第に変わりありません。

 

 

なお、上記の金利は金利プラン優遇後の“表向き”の数字です。

借入れ条件や借りる方の属性や交渉次第で、

さらに優遇幅を大きくすることもできます。