平成25年4月2日現在の、名古屋地区の住宅ローンの金利動向です。
まずは変動金利タイプから。
変動金利については、日銀のゼロ金利政策が
継続されているため全く動きが無く、先月に続き据置きです。
三井住友信託の0.775%を筆頭に
1.0%前後の低水準で推移しています。
ゼロ金利政策は、インフレターゲット(目標)2.0%により、
物価上昇率が2.0%になるまで継続される見込みなので、
変動金利も当面現在の水準で推移すると思われます。
次に、固定金利タイプと固定金利期間選択タイプ。
0.5%台という低水準で推移する長期金利の動きを受け、
10年超の固定金利期間選択タイプや長期の固定金利を中心に、
0.05%~0.1%程度の利下げとなりました。
その結果、三井住友信託の25年長期固定では、
1.85%~という低水準になっています。
ただ、長期の固定金利を扱わない地銀・信金については
ほとんど動きが無く、10年固定の表向きの優遇金利は
先月同様1.35~1.55%程度がボリュームゾーンとなっています。
そして、フラット35。
こちらも低水準の長期金利の影響で大幅な利下げとなっています。
利下げ幅は20年超タイプで▲0.19%、20年以内タイプで▲0.15%、
実行金利は下記の通り過去最低金利を更新しました!(カッコ内は対前月)
・20年以内 1.49%(▲0.15%)
・20年超 1.80%(▲0.19%)
・フラット50 2.48%(▲0.29%)
これが瞬間風速的な低金利なのか、継続して低水準を
維持するのかは、アベノミクスの行方次第。
アベノミクスの金融緩和の一端を担う
日銀の金融政策決定会合が、黒田新総裁のもと
明日・明後日と開催されます。
どのような金融緩和策が打ち出されるのしょうか。
なお、上記の金利は金利プラン優遇後の“表向き”の数字です。
借入れ条件や借りる方の属性や交渉次第で、
さらに優遇幅を大きくすることもできます。