ポストの位置をどこにするかで迷う方もいることと思います。
例えば、朝起きてパジャマのまま新聞が取れるのはいいですよね!
もし、屋外にポストを付ければ、
新聞を取るのに着替えなければいけないですし
(パジャマのままでも、気にしない人もいるでしょうが)、
雨が降っていたら傘をささなければいけません。
でも、建物本体にポストを付ける場合、
一つ注意しなければいけない点があります。
それは「敷地内に部外者が入りやすくなってしまう」ということ。
特に、郊外の住宅地で庭がたっぷりとれるような敷地の場合は
気軽に敷地に入れるようになっていると、
防犯上、不安に感じる方もいることでしょう。
これは、外構を外に向かってオープンにするのか閉じるのか
によっても変わってきますし、来客や郵便配達といった部外者を、
どのエリアまで受け入れるのかによっても変わってきます。
例えば、道路から玄関までのアプローチ部分は部外者の侵入を許容し、
庭やガレージは部外者をシャットアウトするといった考え方になります。
防犯と利便性のバランスというのはなかなか難しいのですが、
その両面をうまく兼ね備えた例をご紹介します。
道路から敷地に入ったスペースの右手に門扉を設け、
道路正面の建物外壁にポストを設けることで、
門扉から入らず、郵便物をポストに入れられるようになっています。
ポストの隣にインターフォンを付ければ、門扉の手前で用が全て足せるので、
部外者の侵入をシャットアウトできます。
そして郵便物は、建物内部、玄関ホールの壁面収納から取り出せる
という仕掛けになっています。収納内にポストが付くことで、
旅行など長期の不在の際にも、ポストが郵便物で溢れることがありません。
さらに、門扉から玄関に続くアプローチは、クランク上にすることで
道路から玄関・建物内の視線をシャットアウトしています・・・
新聞や郵便物の受け取りは毎日のことですので、
出来るだけ不安や不便なく使えるようにしたいですね。
こんな事例もご参考にしてみて下さい。