長期固定金利タイプの住宅ローンの代表格フラット35。
平成23年10月に「Sエコ」の0.7%金利優遇がスタートし、
この人気は今しばらく続くと思われます。
でも、今回Sエコのスタートにあたり、
従来のフラット35Sが「Sベーシック」となるなど、
性能や返済・優遇期間によって細かく区分されることになりました。
少し複雑になっていますので、フラット35にはどのような種類があるのか、
以下整理してみました。
まず、返済期間による区分です。
1)フラット35
一番オーソドックスなフラット35。返済期間は21~35年。
2)フラット35(20年以下)
返済期間は15~20年。通常のフラット35よりも金利が低く設定。
フラット20と称する金融機関あり。
3)フラット50
返済期間は36~50年。親子リレー返済も可能。
次に、性能要件(引下げ幅)及び、引下げ期間による区分です。
上記のフラット35とフラット35(20年以下)に適用されます。
※東日本大震災の被災地は、▲0.7%が▲1.0%になります)
1)フラット35Sエコ 金利Aプラン
一定のエコ住宅を対象に、金利引下げが20年間適用。
(当初5年▲0.7%、以降20年まで▲0.3%)
2)フラット35Sエコ 金利Bプラン
一定のエコ住宅を対象に、金利引下げが10年間適用。
(当初5年▲0.7%、以降10年まで▲0.3%)
3)フラット35Sベーシック 金利Aプラン
一定の性能を持った住宅を対象に、金利引下げが20年間適用。
(当初20年まで▲0.3%)
4)フラット35Sベーシック 金利Bプラン
一定の性能を持った住宅を対象に、金利引下げが10年間適用。
(当初10年まで▲0.3%)
以上ご覧いただきました通り、ひと言でフラット35といっても、様々な種類があります。
フラット35をお考えの際は、検討中の建物の性能等と照らし合わせて、
どの種類が利用できるのかをよくご確認下さい。