おトクな目玉ローンを選ぶには

住宅ローンの金利というのは銀行によってバラツキがありますが、
同じ銀行の中でも、金利の優遇幅は違います。

 


銀行も商売です。
預金で集めたお金を元手にお金を貸し、
その金利差で食べています。

 

金利を下げれば、それだけ利益が出にくくなりますが、
かといって単純に金利を上げれば、
誰にもローンを借りてもらえなくなります。

 

そこで、商売によくある「目玉商品」を設けたりするのですが、
どの商品を目玉にするかは、各銀行の方針によって変わってきます。

 

変動金利タイプに力を入れる銀行もあれば、
10年固定タイプに力を入れる銀行もありますし、
中にはフラット35に力を入れる銀行もあります。

力を入れる商品については金利も下げますし、
大々的な宣伝も行いますが、
そうでない商品については金利も高いという訳です。

 


例えばある信用金庫の金利を見ると、
10年固定タイプでは1.45%とこのエリア屈指の低金利ですが、
変動金利タイプは2.475%とほとんどやる気ナシ状態。

 

某メガバンクは、フラット35は2.71%と高めですが、
35年の全期間固定タイプだと2.6%となっています。

 

ただし、別の信用金庫の場合は、
数ヶ月前は変動金利タイプは高かったのですが、
最近は1.075%とだいぶ頑張ってきています。

 

このように、銀行によって力を入れる商品が違うと同時に、
同じ銀行でも時期によって力を入れる商品が変わることもあります。
住宅ローンを選ぶ際には、そんな点にも注意してみてください。