平成23年9月2日現在の、名古屋地区の住宅ローンの金利動向です。
まずは変動金利型。
ゼロ金利政策が続いているので、
今月もおおむね据置きとなっており、
中央三井信託銀行の0.775%や名古屋銀行の0.85%をはじめ、
1.0%前後の低水準で推移しています。
次に固定金利・固定金利期間選択型。
5月から利下げの続く大手都銀だけでなく、地銀・信金も含めて
軒並み0.05~0.1%の利下げとなりました。
そのため、各行とも今年一番の低水準になっており、
10年固定では岐阜信金や東濃信金、岐阜銀行で1.4%と、
昨年11月の低水準にまで下がりました。
また、20年以上の長期固定でも、
三井住友銀行で0.27%、三菱UFJ信託銀行で0.15%と、
利下げに出遅れ感のあった都銀で大幅な利下げが行われ、
25年固定で住信SBIの2.2%や中央三井信託銀行の2.3%など、
2.5%を切る銀行も珍しくなくなりました。
これは、もしかしたら今月末のフラット35Sの
1.0%優遇打切りの受け皿を狙ってのことかもしれませんね。
あと、東濃信金では今月からキャンペーンの金利優遇幅が0.1%広がり、
先述の通り10年固定(当初引下げ型)で1.4%と
名古屋地区での最低水準となりました。
そしてフラット35。
固定金利期間選択型と同様の利下げ基調。
最安値は下記の通りで(カッコ内は対前月)、
20年以内タイプでは昨年11月以来2%を切るなど、
4ヶ月連続の利下げにより今年一番の低水準になりました。
・20年以内 1.95%(▲0.08%)
・20年以上 2.26%(▲0.09%)
・フラット50 2.96%(▲0.03%)
さらに今月いっぱいのフラット35Sの1.0%優遇を使えば、
借入れ当初10年間の金利が、20年以上タイプで1.16%、
20年以内タイプだとナント0.95%と、
超低金利で長期固定金利を利用できます。
と、アメリカ国債の格下げなど不透明な景気状況ではありますが、
住宅ローンの金利は、今年一番の低水準となりました。
なお、上記の金利は金利プラン優遇後の数字であり、
借入れ条件や借りる方の属性によって上下します。